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玲子のアザ治療室
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これが元の大きさ。世界地図みたいでしょ・

玲子のアザとの付き合い
15年前、ドライアイス治療が流行っていた頃、大学病院で診察してもらったことがあるのだが、私のアザは「ドライアイスで焼くと濃くなる可能性があり、だったらお尻の皮膚を移植した方がいい。これだと、うっすらメスの痕が残るがどうする?自分がそんなに気にならないならこのままにしておいて、技術が進んでから治療してもいいのでは?」って言われた。
私の手の平大のアザは、左鎖骨の下左胸の上にあり、私には鏡でしか見れなかったから、私はそんなに気にしていなかったのだが、母は「今は良くてもあんたが娘さんになった時にそんなところにアザがあるのはねえ。」と気にしていた。その後、私は「娘さん」になったが、私の彼氏達は一向にアザを気にしなかった・・・というより、むしろ喜んでいた。
「五番町夕霧楼」という映画を観たことがあるだろうか?私は「娘さん」になる前にその映画を観た。エロおやじ役の千秋実が女郎屋の女将にこんなことを言う。「新入りのあの娘は、上物や。アザがあってな、それが、そういう時にポッと赤うなりよんねん。」この一言で「自分は上物」と勝手に判断した私は、ちょっと鼻が高かった。
ナイロン100℃に入団して脱衣女優への道を辿るわけだが、当然この茶色いアザがネックに・・・と思ったら、幸い、舞台だと多くのお客さんは遠くからしか見ないので、アザがアザに見えなかったりする。というわけで、主宰者も私も、安心して脱衣の道を突き進むこととなった。モデルさんなんかだと、ファンデーションで隠すのだが、いかんせん服が擦れるような部分なので、衣装にファンデーションが付くとかえって面倒、ということで、色々と工夫をした。
『ガンビーズ大爆発』の千景ちゃんの時には、バラのタトゥーシールを貼り、『フローズン・ビーチ』の下着・ビキニシーンは一瞬で上着を羽織る。『超老伝』初演ではピンクの羽根、再演ではピンクのプロテクターみたいなので隠してもらった。『フランケンシュタイン』の娼婦では常にショールで押さえ、『インスタント・ポルノグラフィー』の風呂場で倒れて運ばれるシーンでも当初バスタオルだったのをバスローブに変更してもらった。上着を脱ぐシーンもシルエットだった。『象』の下着看護婦も『テクノ・ベイビー』の色仕掛けシーンも遠くて見えない。・・・って書き出してみると、本当によく脱衣したもんだ。
舞台ではまあいいんだけど、私としては舞台以外のお仕事もやりたいわけで、いちいち衣装さんに「アザが・・・」って言うのも面倒なんで、だったら取ってみようと思い立つ。
アングラ系演劇の人は眼帯とアザが大好き。アザがあるからって依頼もあるにはあったが、実現する前に取っちゃうよ〜ん。
そんな時、某劇団の美人制作さんから電話が入った。同級生が大阪で形成外科医やってる。知り合いの治療話を大王後藤ひろひとにしたら、「玲ちゃんがホームページで形成外科探してたから、紹介してみたら?」と言われ、電話してくれたらしい。ありがとう!!
そして、結果的に大阪の医者に行くことになったが、横浜の形成外科や都内の形成外科を紹介してくれた皆さん、本当にありがとう!!
アザでお困りの方は私にメールを。知ってる限りの情報をお渡ししましょう。



2000年
4月某日

某劇団の美人制作さんに付き添ってもらい、大阪市内の某形成外科に行く。
めっちゃ綺麗な医院。待合室は診察を待つ患者さんがいっぱい。子供の多さにビックリ。なんでも幼い内にアザを除去してしまうのだそうだ。子供なら当然アザも小さいし、子供にとって治療は地獄でも、大人になってから見る地獄よりは地獄度が少ないんだろう。
今日は診察だけなので気楽。
名前を呼ばれて診察室に。診察室と言っても問診だけの部屋らしく、器具はなんにもない。これまた安心。そして先生が美人!美人女医!色が抜けるように白い。薄い唇には思いっきりパールのきいた薄ピンクの口紅。絶対ここで治療する!私は美人が大好き。かつて「この落研に入ろう!」と思ったのも「富士ゼロックスに就職したい!」と思ったのも美人揃いだったからだ。
「このアザは生まれつきですか?」との問いには、15年前も今も答えられない。母曰く、「小さい頃にもあったのかもしれないけど気付かなかった」らしいので。すると美人女医「小学生の頃に痒くなって、その後、こんな風に茶色くなったのでは?」「小学校の低学年の時に、あせもがいっぱいできて、ものすごく痒くて掻いていたらこうなったような記憶がうっすらあるんですけど・・・。」「じゃあ、ベッカー母斑という茶色アザです。」
そうなのか!すっごいスッキリした!!
皆さんには、“夢だったのか現実だったのかハッキリしない子供の頃の記憶”があるだろうか?
私の場合、この“あせもを掻いたらアザになった”って記憶が、まさにそれ。あせもがあったことすら今となっては夢か現かわからなかった。じゃが、じゃが、あれは現実のことだったんだ。そして、あせもではなく、この種のアザが発生するときには決まってこうなんだそうだ。
この掻いた後に出で来たアザは、その後形が変化したりはしないのだが、成長して皮膚が伸びるのと同じ割合で大きくなるそうだ。
治療方法としては、レーザーで焼く焼く焼く!
最初はテスト照射で目立たない部分を少しだけ。その経過を見て、全体を焼く焼く焼く!
普通の火傷みたいに、最初はヒリヒリじゅくじゅくしたり水膨れができたりするが、その内、下から新しい綺麗な皮膚が出てくる、という寸法。
ただ、困ったことに、一回焼くと、火傷が治るのは十日もあれば充分なんだが、周囲の皮膚と全く同化するまでに半年かかる。
更に困ったことに、茶色アザの場合、再発する可能性があるので、治療が一回では済まない可能性がある。再発部に再照射するのは、最初の治療から二ヶ月後。つまり、一体何年かかるんじゃい!ということになるかもしれないわけだ。
私のように遠距離通院になると、これって困る。テスト治療の一週間後に経過を診せに通院して、その後、本格的な治療に入ると、また一週間後?そして二ヶ月後に再照射?その一週間後に経過を診せに?これは大変。度々東京〜大阪を往復するか、治療に行く時は最低一週間OFFにするか。二ヶ月毎に一週間のOFFなんて言ったら「一生休んでろ」と言われてもいたしかたない。大体、芝居の稽古や本番になったら、身動きなんてとれない。それより何より、本番中に治療痕が目立つなんてことは困る。
美人女医は言う「治療にはそれなりの時間が必要です。赤や黒のアザなら100%治せますが、茶色アザは症例も少なく、何回で消えますという約束はできません。ただ、やらないよりはやった方が、少なくとも薄くななります。」。
嬉しいこともあった。治療費の問題。こういう治療は保険がきかないと思い込んでいたのだが、なんとここは保険がきく。シミは病気じゃないけど、アザは病気とみなされるのだそうだ。ラッキー。具体的に言うと、一回の治療で10,000〜15,000円。10万くらいかかると思っていたので、めちゃ安。しかも、治療費は回数で決めると言うから、一回で焼ききれば15,000円以内。二回に分けても30,000円以内。またまた美人女医「一回でやってもいいけど、ちょっとしんどいようなら何回かに分けますよ」 って、貧乏人としては、当然一回でやるじゃろ。
ま、東京で保険のきかない医者に通うと思えば、大阪で、知り合いの紹介で、保険がきいて、美人女医の方がよかろう。実家に度々帰るから親孝行でもあるし。あとは、スケジュールの調整か・・・。


6月某日
今は暇だけど、治療に半年もかかるとなっちゃあ、こりゃ無理だ。
・・・というわけで、東京近郊で探すが、どうも踏ん切りが付かない。
そんなある日、某劇団の美人制作さんと電話で話す。
「無理に治療を勧めるわけじゃないけど、半年間舞台が続く今こそ、治療のチャンスでは?」
この一言で俄然その気になる。
この美人制作さんは『人間風車』のスタッフでもあるので、演出のG2さんにお伺いを立ててもらう。シリーウォークのマネージャーには治療計画表を作ってFAX。決めるまではうじうじしてるけど、決めると早い。
結果は、G2さんOK。ケラさんはナイロンの公演に関してはOK。ただ、『カフカズ・ディック』はフェロモン三姉妹という設定なので、待ったがかかる。でもこの芝居は1月。つまり半年ある。一回目の治療経過を見つつケラさんと相談してから二回目へ、ということでGO!
7/4に予約を入れる。


7/4(火) 医院にて。
第一回目治療日。
この医院の待合室には雑誌「BRIO」がある。キッチュさんの連載を読む。ふ〜ん夏の京都特集、貴船か〜、涼しいっていうか、寒いくらいだよな〜貴船って。
さあ、治療室へ。
どうやらカーテンで仕切られたベッドがいっぱいあるようだ。思っていたよりこの医院は広い。
一番目立たない部分を4cm四方テスト照射することになる。
局部麻酔をする部分をまずは冷やす。ちょっと麻痺したかなって頃に、局部麻酔。腕の注射は慣れてるけど、鎖骨下の注射は初めてだから恐怖でいっぱいになる。私は肘の裏の血管が細いので、血液検査の時、時々手の甲から血を抜かれたりするのだが、これってホントに痛い。慣れてない部分の注射は痛みが計り知れないから怖い。でもまあ、「いててててて」って思ったら終わるし、我慢我慢。注射針も細いし。液も少なそうだし。
チクッ、いててて、ふ〜・・・チクッ、ってまた?なんで?何度も?チクッ、いてて、チクッ、いってー!
結局10回近く針を刺されることに。ホントのホントの局部麻酔のため、何回にも分けて少しずつ液を入れていくらしい。これは痛い。っていうか、一回の我慢が一回で済まなくなった時って、激しい絶望に陥る。
「じゃあ当てていきますね」
もうこの時点で私は精神的にヘトヘトだった。当てるって言われても、何がどうなるのかサッパリ分からない。医者の怖さはここにある。先が読めない怖さ。
ピピピピ、バチンッ!・・・ああ、ビックリ。ピピピピ、バチンッ!・・・うわっ、くっさー!
字で書いても分からないだろう。音と光のビックリショーって感じかなー。一応、光が目に入らないように、目にガーゼを当ててるんだけど、遮光してるわけじゃないから、ビカッって光って怖いのな。あと、バチンって音も怖いのな。雷が自分に落ちてる感じ。でも痛くないのよ、麻酔効いてるから。その後の、くっさーってのは、皮膚の焼ける臭い。髪の毛の焼ける臭いとほぼ同じ。こんな臭いがするので、怖くて怖くて、ショックでショックで。おいおい、死臭ってこんなじゃないのか?とか思っちゃって、頭の中ではボロボロの日本兵が出てくるし。
うぎゃー!と、頭の中がグチャグチャしていたその時・・・痛い。あれ?痛い。なんで?ヒリヒリする。麻酔は?うわっ、ヒリヒリするー!
「痛いですか?」「ええ、ちょっと。」「じゃあ、麻酔足しましょうか。でも麻酔も痛いわねえ。」………先生、よくわかってらっしゃる。でも、麻酔を足してくれた。痛かったけど、それよりも痛い部分があったので、もうあんまし気にならなかった。
さて、何回照射しただろう、やっと治療が終わった。
看護婦さんが鏡で治療痕を診せてくれる。うわー怖ーいって思ったけど、全然そんなこともない。ほんのちょっと今までより濃くなってるだけだった。あれ?ホントに焼いたの?って感じ。自宅での手当を説明してくれる。お風呂は今日から入っていい。湯船にも、アザの部分より下であれば入っていい。炎症止めの薬を薄く塗ること。ガーゼの交換は朝・夕二回だけ。麻酔が切れて痛みがひどいようなら、冷やしてみること。それでも痛ければ市販の痛み止めを飲むこと。え?痛み止めを飲むほどなのか?でも、本当に誰でもが痛いもんなら、前もって痛み止めを出すはずだから、普通はそんなに痛くないってことか。貼ってもらったガーゼは、分厚くて片面がツルツルしているハイテクガーゼ。ガーゼ自体よりもその包装紙がめっちゃカッチョいいデザイン。やっぱ洋物は違う。
治療時間は20分もかかってないと思うが、ヘトヘトを通り越して、ドロドロになっていた。緊張して力が入りすぎたせいで、手足が震えている。4月某日の問診で「しんどいようなら何回かに分け」て治療って言われた意味がよく分かった。治療範囲が広くなれば、それだけ注射の回数も照射の回数も多くなるわけだ。
受付でガーゼと薬をもらう。「ガーゼ1枚でいいですか?」って聞かれて耳を疑う。1枚じゃ2回分にしかならない。でも普通は1枚程度しかもらわないものなんだろうか?遠慮がちに「5枚頂けますか?」と言ってみる。だけど、さっきのカッチョいいガーゼじゃない。両面ツルツルの薄型ガーゼだ。まあいいや。
外に出る。汗がどっと出てくる。
生還したって感じがした。
治療費(薬・ガーゼ込)、6千円強。


麻酔効いてるのでまだまだ元気・



7/4(火) 実家にて。
帰宅したら誰もいなかった。うわーっ喋りたい!この動揺を喋りたい!
苦手なアイロンがけをする。細かくかける私は、アイロンがけに時間がかかる。この苦手なことで気を紛らそう。どんどんかけよう。
麻酔が切れてきた。ヒリヒリする。でも、精神的ショックの大きな治療ではあったが、別に痛くて痛くてってわけじゃない。注射のチクチクが何度かあることと、火傷のヒリヒリだけだ。考えてみたら、想像より全然軽かった。
寝る前にガーゼの交換はしないといけない。幸いここは実家。母に塗ってもらおう、としたら、拒否された。「怖い」というのが理由だった。おいおい、母親だろ?「生まれつきのアザだから母親の責任」とか言ってたくせに。
治療痕を見て、意外に何ともなっていないので母もビックリ。それまで遠巻きに見ていたが、これでやっと近付いてきた。鏡を見ながらゆっくり薬を塗っていく。ヒリヒリするが、塗ってしばらくすると、このヒリヒリも落ち着くんだよな、これが不思議と。


このイタリア状の部分が治療痕よ・




7/5(水)
某劇団の美人制作さんから電話が入る。
「どう?あんまり落ち込んでたらアレやから、一日おいて電話してみた。」
大正解だ。昨日なら、のべつまくなしに喋り倒していたことだろう。
「痛みより、精神的ショックの大きい治療でした。」と言ったところ、大笑いされた。どうやら皆そう思うらしい。
治療痕は、昨日よりハッキリしている。ヒリヒリも昨日よりはハッキリしている。
お風呂に入る。お湯に触れないように気を付けるが、それでもやっぱりお湯が・・・いってー!!今までで一番痛い。そりゃそうだ。火傷してるんだもん。


7/7(金)
医院に行ってみる。
本当は一週間〜十日後に行くべきなんだけど、暇だったので行ってみる。順調らしい。次回は7/12に予約を入れたのだが、このまま順調にいけば、本格的治療に突入してもいいとのこと。
受付で足りなくなりそうなガーゼの追加をもらう。「前はどちらを出しましたでしょうか?」と、薄い方と厚い方を見せられる。「看護婦さんは厚い方を付けてくれましたが、受付では薄い方を渡されました。」「松永さんの場合は、お顔じゃなくて体ですから、厚い方がいいですよ。厚い方が安いですし。」・・・どういうこっちゃ!そんな選択肢前は言ってくれなかったじゃんよ!あの若い女出せよ!って言いたかったが、考えてみたら、シミの治療の多い形成外科。普通は顔用のガーゼで事足りるのだ。なるほど、それで前回「1枚でいいですか?」って聞かれたんだ。まさか、こんな大きな体のアザを治療したとは思ってなかったんだ。
・・・にしても、今日のこのお姉ちゃんは、ちゃんと渡す前にカルテを見て気が付いたじゃね〜か。まあいいや。いい方のガーゼ渡されてたんだし。
治療費、千円弱。


下の方のちょっと青くなってるのは麻酔痕。
治療痕とテープかぶれでいっぱい真っ赤・




7/10(月)
かさぶたが取れて、赤くなっている。もう痛みはない。痒い。お湯もしみない。でも治療痕は過敏になっているのか、痛くはないけど、変な感触がある。
痒いと言えば、治療痕よりもガーゼを止めるテープの部分が痒い。


7/12(水)
第二回目治療日。
二回目なので、ちょっと慣れもあって、余裕。恐怖を思い出すが、麻酔さえクリアすれば、あとは楽勝のはず。
「一回で全部やる?」という提案を拒否して、二回に分けることに。
相変わらず麻酔の回数が多い。胸の谷間の辺りって痛いのな。肉が少ないからなのかなー。
照射が始まる。光と音のビックリショーにはまたまたビックリするが、恐怖は随分と少なくなった。先が読めるというのはいいことだ。
「剃毛しましょう。」ん?毛を剃る?看護婦さんが産毛を剃ってくれた。麻酔が効いている部分に剃刀を当てられるって変な感じよ。局部中の局部麻酔なので、例えば、剃刀の先端部は感触があるけど、根元の方はさっぱり分からないってことになっていた。
次回は一ヶ月半〜二ヶ月後にと言われる。もう、一週間後に経過を診せに行く必要はないらしい。こりゃ良かった。しかし、一ヶ月半から二ヶ月後はナイロンの本番中。行けるわけもない。どうしよう。
色素沈着が見られる場合、あんまり間をおかない方がいいらしいのだけど・・・。
ハイテク厚ガーゼを大量に出してもらう。これで安心。
楽勝だと思っていたが、外に出ると、やっぱりどっと大汗。
治療費、1万円強。


赤いのは治りかけ、黒いのは焼いたとこ・




7/13(木)
夜、痛くて痛くて仕方がなくなる。
じゅくじゅくがガーゼに貼り付いている感じとヒリヒリ感が入り交じる。
実際には、ガーゼに張り付いているわけではない。過敏になっているから張り付いていると感じるだけだった。ハイテクガーゼが何故片面ツルツルしているか、そのハイテクさはここにあったのだ。通気性はいいけど、ツルツルしてて貼り付かない。
ついに、痛み止めを飲む。
やっぱり範囲が大きくなると、痛みも大きいのか、それとも、パンフの撮影とかで汗だくになったのが敗因か。


もう笑みもない。ガーゼも真っ茶色・




7/18(火)
痒い。とっても痒い。
治療痕もテープのところも。ちょこちょこと貼る位地を変えてはいるけどダメだ。ガーゼ周辺はもう真っ赤。


7/25(火)
今日からガーゼも薬もやめる。もうかさぶたはない!
治療痕はうっすらピンク色。でも俄然キレイになっている。こうなったら残った三分の一も早く焼きたい。でも稽古や本番があるので次に行くのは9月20日前後かな。待ち遠しい。
まだ痒い。思いっきり掻きたいけど、子供の時分、思いきって掻いてアザが出来たので、掻いたらまたアザが出来ちゃうようで、怖くて掻けない。



8月某日
見て見て!綺麗になったよ!遠目からじゃもうわからないほどに


白い・




9月初旬
治療痕は見る見る白くなって、今では周りの皮膚よりも白いくらい。
この白さもあと数ヶ月で周りとなじむようになると言うから驚き。
普段は白くて綺麗なこの治療痕、体温が上がると真っ赤になって主張する。お酒を飲むとてきめん。舞台の本番中も、ガーッと体温が上がって、楽屋に戻って見ると、真っ赤。逆に目立つぞ、こりゃ。


9/30(金)
久々に治療に行く。
以前治療した部分の治り具合は、今のところ再発もすることなく順調だそうだ。良かった良かった。
最後の三分の一の治療。今度はブラの紐の辺りなので、きっとその後の手当が面倒だろう。大まかな治療は今日で最後。次回は、『人間風車』の大阪公演終了後、経過を診せに行って、周りの肌との境目の微妙な影を焼くかも知れない、焼かずに済むかも知れない。
麻酔は今までで一番痛かった。脇の辺りって痛いのな。でもまあ、際限なく痛いわけではなく、ほんの2分程我慢すればなくなる痛みなので我慢もできたさ。
治療室には有線でヒット曲が流れている。バッチンバッチン照射されながら「愛を〜くださ〜い」を聴いていた。
さすがに慣れたのんで、恐怖もない・・・と思ったが、気付いたら汗びっしょりで、ちょっと恥ずかしかった。
頑張った私に私自身が、最近突然お洒落に生まれ変わった街、南堀江で、4着の洋服をプレゼントした。
治療費、1万円強。


10/9(月)
猛然と痒い。
治療痕ももちろんのこと、やはりテープかぶれしてしまって、とっっっっても痒い!
『人間風車』の稽古で汗をかくと更に痒い!でもって、痒いだけかというとそうでもない。台本を読む限り、肩に手をかけられそうなシーンがなかったので、特に他の役者さんに「治療中なので触らないで」なんて言ってないのだが、ついに、武藤ちゃんが肩をギュッとする演技を・・・更に八嶋さんまで・・・。八嶋さんは感触が変なことに気付いたようで、もう触ってはこなかったけどな。でも治療してるってことはまだ言ってないので「この女の肩、変な感触。気持ちわるー」とか思われてたら、どうしよう・・・。


11/27(月)
久々に治療痕写真をどうぞ。
『人間風車』大阪公演終了次第、また形成外科に行って境目を焼く予定。


境目とか焼き残し、わかるでしょ・




12/6(水)
細かい境目や焼き残しを焼くため、いつにも増して麻酔の本数が多い。
痛い痛い痛い。でも多少は慣れたのか以前より冷や汗をかかなくなった。何カ所もちょこちょこ焼くので麻酔は多くても照射回数は少ない。あっという間に終了。
母からの伝言を美人女医に伝える。「首にある小さな小さなイボみたいなのって簡単に取れるんですか?母は若い頃ピンセットみたいなので取ってもらったらしいんですけど、痛かったらしくて、もっと簡単なら取りたいって言ってます。」ちょうど私の首にも同じ様なものがあったので、指しながら言ったところ、じゃあ今取りましょうってことになってしまった。私じゃないのにぃ。
どうやるかっていうと、こればっかりは何十年も変わっていないのかもしれない。ピンセットではなく手術用の極細のはさみで切り取るのだ。エグいでしょ!?しかも美人女医自ら「ちょっと痛いかもしれません」と言うじゃないか。医者が「痛い」って言う時は相当痛いはず。もちろん麻酔なんかせずに冷やして切る。
ものすごい緊張したが、これが簡単でな〜。麻酔注射なんかより全然痛くないし、私にとってはむしろ「快感」と言ってもいい程だった。美人女医は「痛くないですか?痛くないですか?」って度々聞いてくれたけど、いやいや全然。もっとやって欲しいくらい。確かに切り取られてしばらくするとヒリヒリするけど、軟膏塗ってガーゼ貼ったらどうでもいい程度におさまった。10日後には切った痕も全く消えてしまうというから不思議。「おいくらなんでしょうか?」と聞いたら「一個3万円。うそ・」と可愛い嘘を付かれる。実質一個30円程度だそうだから、これだけのために通院されると困るようだ。何かのついでにどうぞ。
治療費1万3千円程。


小さい絆創膏がイボ状の何か・




2/7(水)
上記6月某日の記述に「『カフカズ・ディック』はフェロモン三姉妹という設定なので」と書いてるな〜。でも結局露出なんかなかったぞ?ま、いいか。
『カフカズ・ディック』大阪公演終了後、形成外科に行こうと思ってワクワクしていたが、仕事が入っちゃったので即刻帰京。次はいつ行けることやら・・・。次のナイロン公演こそ脱ぐって話もあるし。
皆さんお気付きかと思うが、私はすっかり“形成外科ジャンキー”になっている。もしMOTHERの名作『ジャンキー・スクエア』に出演する機会があれば、是非とも“形成外科ジャンキー”役をやりたいものよ。次はどこを治せばいいのだろうか?脱毛とかやってみるか?
アザは完治したのかって?いいや。前回の治療はほぼ全く効果が認められない。境目が消えない。また行かねば!


6/30(土)
『BIG BIZ〜宮原木材危機一髪!〜』では大いに露出したが、きっと皆さんアザには気付かなかったことでしょう。それが治療の成果ね。
暇なので「今しかない!」と大阪の形成外科に行くが、通されたのは治療室ではなく面談室。美人女医にアザの部分を見せたところ「今回は照射はやめましょう。」と言われた。はるばる大阪にまで来たのでガッカリだ。周りになじめば境界線も消えるから、同じ場所に照射するのはやめようとのことらしい。心の中ではさま〜ず三村風に「ホントかよっ」ってツッコンだが、治療した方が儲かるはずのこの人が「治療しない」と言うのだから、これは信じた方が良さそうだ。せっかくなので、どっか他に・・・と探してみたが、レーザー脱毛くらいしか思いつかず、これは結構お金もかかるし、麻酔しないから痛そうだし。あ、でも麻酔の方が痛いんだけどね。
というわけで、な〜んもせず。