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11/19(木)
千秋楽。
やっほー、終わったー。もう、楽日は嬉しくて嬉しくて!どんどん終わっていくから。この台詞もあの台詞も、もう二度と聞かないし言わないしと思うのだ。小道具も衣装も、いつもなら、いつものところに置くけれど、楽日は違う。使い終わったものは、どんどん仕舞われていく、または、捨てられていく。快感じゃ。
今日、三宅さんが観に来た。私は是非三宅さんに「殴る女」に出てもらいたい。というか、彼が出ないというのはおかしい。NHKで勝村さんがボクシングのトレーナーやってるドラマを観たときにも思ったが、小劇場系の役者を使うのであれば、三宅さんが出なきゃ変よ、ボクサーなんだし!ところで、三宅さんは、来年の2月から昼間のドラマに出る。まあ、この話は追々しようか?
今、これを書いているのは、打上げ明け。なんか、元気だ。
いつもベロベロになるひと達は、やっぱりベロベロになっていた。
竹内さんと、高校演劇について語り合った。気付いたら、私たちの周りには誰も居なかった。相当語り合っていたらしい。
さて、この裏稽古場日誌は一時休止。次回は、来年1/15以降に書く予定。
11/17(火)
七日目。
藤田秀世さん・中込佐知子さんが来る。飲みに行かずに、まっすぐ帰る。中込さんは『カメラ≠万年筆』の再演に出ていただき、今度、成志さんと『西遊記』で共演するカワイコちゃんだ。『西遊記』は大阪で観に行く予定。ちょうどその頃私は大阪で稽古中。
そういえば、今日は、竹内さんが来ていた。ビックリした。演出家が観に来てビックリするというのも変な話だが、実は今日、演出家が来ないのをいいことに、「飽きちゃったしね」と、成志さんと相談して芝居を少々変えていたからである。まあ、成志さんの役も私の役も、本筋には関係ないので問題はないのだが、たまたま悪巧みをした回を演出家に観られるとは。
竹内さんの風邪は、更にひどくなっていた。死ぬんじゃないだろうか?本人は、稽古中から、「これが遺作だ」と毒づいていたが、まさか…?
11/16(月)
六日目。
みのすけさんと澤田由紀子が観に来る。鴻上さんや鈴木裕美さんも来ていた。勿論、飲みに行く…とお思いだろうが、私はみんなとは行かなかった。他の人と飲みに行ったので、結局飲んではいるのだが。
11/15(日)
五日目。
今日は昼公演のみ。開演前にアンケートを読む。私は何よりアンケートを読むのが好き。今回は、アンケートを読む人がいない。竹内さんも他の出演者も読まない。面白いのに。「難しかった」「大高さんがいい」がほとんど。
ケラさんと犬山さんと長田さんとジョビの坂田さんが来る。でも、昼公演のみなので、飲まずに帰る。ケラさんと途中まで一緒に帰る。「君、『フランケン』のパンフの看護婦みたいだったね。」と言われる。当然の事ながら、『象』のスタッフは『フランケン』のパンフなどは見ていないのだが、私の中では、ケラさんの言う通り、『フランケン』のパンフの看護婦(「マツナガ宅」の写真の部屋にもあるぞ)なのであった。
嬉しい指摘をされたので、これから風呂で肌に磨きをかけ、明日はもっと艶っぽくなろう。
11/14(土)
四日目。
やっぱり昨日は、相当飲んだらしい。池田さんの目は充血していた。途中で帰って良かったと思う。
昼、ナイロン同期の安沢千草が来る。楽屋の美しさに感激していた。夜、峯村リエさんと松尾スズキさんと池津祥子ちゃんが来る。そして、飲みに行く。彼ら三人と、池田さんと今江さんと私の6人で。11時で終わる店にして良かった。九州という九州料理屋だった。芥子蓮根を生まれて初めて食する。ホンマにからかった。九州生まれの松尾さんは、からい芥子蓮根に更に芥子をつけて食べていた。本当にそうやって食べるものなのか?恐るべし九州人。
11/13(金)
三日目。
もう竹内さんは来ていない。風邪と『栄養映画館』の稽古の為だろう。
今日は、濃いお客さんがたくさん来た。古田新太さん・広岡由里子さん・内田春菊さん・木野花さん・内田紳一郎さん。案の定飲みに行く。私と今江さんと内田紳一郎さんは電車のある内に帰ったが…。だって、古田さんも池田さんも、絶好調って感じだったしなあ…。
11/12(木)
二日目。
客席で咳をしまくってるおっさんがいた。大風邪をひいた竹内さんだ。本人は、台詞にかぶらないように気を使って咳をしていたらしいが、私の台詞には、思い切りかぶっていた。まあ、聞こえなくても話の筋には支障はないのだがね、私の台詞は。
11/11(水)
初日。
出とちった。観に来られていた方、お気付きになりました?でもまあ、一応は無事に終わる。お客さんもいっぱい入ったようだし、観に来ていた別役さんも面白いって言ってたそうなので、良かった良かった。
で、初日打上げに行く。カレーのおいしい店だった。
いやー、スタッフさんって、どの人もなんであんなに面白いんだろう。素敵なオヤジに囲まれて、幸せな気分だった。
11/9(月)
初めて新国立劇場に行く。
駅から楽屋口まで相当迷う。道を聞いた警備員の態度が頭に来る。で、駅から楽屋まで、ほぼずっと「どこなんだよっ」「わっかんねーよっ」と独り言を言う。周りから見たら、相当態度の悪い女だったことだろう。
でも、弁当が超豪華だったので、機嫌が直る。
11/7(土)
最後の稽古。通し後の竹内さんの感想は「昨日の方が良かった」。日を追う毎に良くなるとは限らない。明日は、役者は休み。ということで、やっぱり飲みに行く。演出家と役者5人の、計6人で。
先日、この日誌を時々のぞいてくれている私の知人に言われた。「飲みに行ってばっかりじゃねえか」って。おっしゃるとおりだが、これも仕事か?
それにしても、今日の飲み会は最高にストレスがたまった。あっちでもこっちでも「さっきまでやっていた演劇」の話をしていたからだ。最後の稽古後に酔っぱらって話してもなあ…。真面目な若い人は、酔っぱらいの一方的な「お言葉」に目を潤ませていた。真面目な若い人は大変だ。でも、中間層の人間も大変だ。年寄りの意見も若者の意見も、納得もできるし、鼻で笑いたくもなるし。ね、どんな世界も、一皮むけば同じでしょ?
今日の銃一郎話は…何だったか忘れた。でも、帰りの電車で竹内さんが言った「女優を演じている女優は大嫌い」という言葉が印象に残る。あの人やあの人のことである。私も竹内さんと同感であるが、女優というものをやっていると(ランクの上下にに関わらず)、女優然とした居方を望まれるときがある。それは華やかさであったり、我が儘さであったりetc…。勿論、お芝居の中ででも。女優然としていることは、やってて気持ちいいことであるが、ある意味「カッチョ悪い」ことでもある。最近の私は、その「カッチョ悪さ」を忘れてしまっていたように思う。
…とまあ、このように、竹内さんの「お言葉」は私の心に響いたのであった。おそらく、竹内さんの中の「大嫌い女優」の候補に挙がってしまっていることと思うが、まあ、イタシカタあるまい。
11/6(金)
昨晩、ついにボルタレンを服用してしまった。
ボルタレンは消炎鎮痛剤である。歯茎が疼きはじめたので、ひどくなる前に飲んでみた。虫歯が疼くとか、体が疼く、と言うなら、広く皆さんにご理解いただけるだろうが、歯茎が疼くのである。歯槽膿漏でお困りのオヤジさんならわかってくれるだろうか。頑張れ、私の体。もうじき本番が始まる。始まるということは、終わるということだ。もうじき終わる。
今日も銃一郎話は「仁科明子」だった。昨日より更に詳しくなっていた。
11/5(木)
小崎友里衣さんが、稽古場を見学に来る。ああ、水曜日かと思いきや、木曜日。なにがあったんだ小崎さん。
今日、私はボーッとしていた。電車も乗り過ごした。しかも乗り過ごしたことにしばらく気付かなかった。通しで出とちりそうになった。旗島さんは、通し中に感情がこみ上げてきたらしく、涙ながらに声を震わせながら演技をしていた。その頃ちょうど眠りに就きかけていた自分が恥ずかしくなった。
今日の銃一郎話は「マリアンと仁科明子」さすがに、スポーツ新聞をとっている人間は、この手の情報量が違う。何年前に仁科明子に何が起こったのか、事細かに語って下さった。それにしても、「こなきじじい」状の顔から「マリアン」という名前が出るのは、なんともおかしいものだ。
10/28(水)
ということで、今日は、きっちり予定時間いっぱい稽古する。
『たしあたま』に出演していた小崎友里衣さんが、稽古場を見学に来る。今日で何度目だろうか。彼女は毎週水曜日に見学に来る。彼女が来ると、ああもう水曜日になったんだなと気付く。
今日の銃一郎話のお題は「目蒲線って、響きが変だよね」ってことだった。確かに、竹内さんが言う「めかません」という音は、妙におかしかった。
10/27(火)
予定より3時間も早く稽古が終わった。嬉しい!
帰りに下北沢で色んなものを買う。時間があるとお金がなくなってしまう。もう通し稽古をすればいいと思うが、どうでも土曜日に通したいらしい。
今日の銃一郎話のお題は「ホモ・ゲイ」。
10/24(土)
まんまと稽古に遅れる。
皆、眠くて眠くて…という感じだった。私が一番死んでましたが。
休憩中の皆さんの話は興味深いものがある。今日のお題は「暴力演出家」。世の中には恐ろしくタフな暴力演出家がいるものだ。ギャラがどんなに良くても、あの人とあの人の芝居には出ないようにしよう、と、かたく決意する。とは言うものの、お誘い下さることも、お目に止まることも全くないのだけれどね。
10/23(金)
病人役の大高さんは、舞台上でずう〜っとベッドで寝ていることになる。勿論、稽古中もずう〜っとベッドの中。舞台奥で私と旗島さんのシーン。次は、大高さんと今江さんのシーン…でも台詞が聞こえてこない…大高さんはぐっすり眠っておられました。確かに寝ているシーンは、ホントに寝ちゃうものだ。『フローズン・ビーチ』の時、萌(すぐ殺される方)としてベッドに寝てるときも、稽古中はホントに寝ていた。でも、本番中は眠れなかった。なぜかって?ダミーとの入れ替わりがバレないように、ベッドに傾斜がついていて、全然落ち着けなかったから。
『象』の話に戻ろう。
今日は、夕食を抜いた。それは、稽古後にスタッフ・キャストでの焼肉パーティーがあるから!だが、「玲子ちゃん、今日は、肉じゃないらしい。」着替えている最中に、今江さんからこの言葉を聞いたときには、卒倒しそうになった。
焼肉の話は私の知らぬ間に鍋に変わっていた。焼肉口だったのに…。まあ、結局、鍋パーティーになり、最終的に、池田さんと稲葉君と三人で飲む。
なんか、今回は、飲みに行く度にストレスを感じる。皆、スッキリして帰ってるのだろうか?
10/20(火)
また飲みに行ってしまった…。メンツはまたしても池田さんと今江さん。もうねえ、この二人は、酔う酔う、そして、記憶無い無い。酔った二人は、相当面白くて、相当ギリギリの線をいっている。
というわけで?11月の「マツナガ他己紹介」は池田成志さんにお願いしてみた。どうなることやら。
10/16(金)
『象』の稽古場日誌にはならないのだが…。
ナイロンの『偶然の悪夢』に出てくる、死体管理人の衣装がわからん…と、事務所の人や、衣装の三大寺さんが困っていた。私のところにまで電話がかかってきて、医者の知り合いおらんか?と言うほどなので、相当困っていたのだろう。うちの父の協力もあって、なんとか、40年前の死体管理人の服装はわかったが、外国の話らしいので、全然参考になってないかもしれない。同い年の医者たちによると、死体を漬けているホルマリンのプールなんてものは、昔の話らしい。
さて、『象』の稽古場日誌に戻るが、今回も、私は「脱ぐ」らしい。まだ未定だが。なんか、そんな話になってるらしい。黒の下着だとか何とか…。明日は土曜日、明後日の日曜日は稽古休み。明日の稽古終了後、真実を聞かせていただくこととしよう。また演出家とケンカしちゃうかもしれない。
穏やかに生きたいものだ。
10/15(木)
今日は13時から16時まで、旗島さんと二人で抜き稽古。16時半には帰途についていた。シーン別に稽古していくので、非常に時間効率がいい。
舞台美術がほぼ決まったようだ。素晴らしいが、ホントにこんなもん出来るんだろうかと思う。そして、舞台は、奥が広〜い。
せっかくだからもっと色んな人と絡んでみたい。
10/7(水)
いよいよ今日から立ち稽古。台本はもう離している。早い!
もともと台本があるというのは、こういうことなのね。早い!
大高さんは凄い。非常に多〜い台詞をほとんど覚えていた。
そして、早いと言えば、竹内さんは、稽古をはじめるのが早い!終わるのも早い!13時〜18時の稽古が、本当に13時から始まるし、18時前には終わる。いらち(標準語だと「せっかち」)の私には有り難いことだが、ちとキツかったりもする。
それにしても、恐るべしサードステージ。稽古場(貸スタジオ)にはコーヒーメーカーまで置いてある。一日に何杯も飲んじゃってるよ。昨日見た「48hours」で、若者は過剰にカフェインを摂取すると興奮しすぎると言っていた。本番まで体がもつだろうか?
10/4(日)
『象』2回目の本読み。
皆さん、台詞は覚えたのだろうか?私は覚えていない。だって、昨日、TBSのオールスター感謝祭を全部見ちゃったし。
目ばちこ(東京じゃ「ものもらい」)がまた出来た。腫れてしまったので、眼帯をした。眼帯は危険。見えないもの。稽古嫌いの私のことだから、稽古拒否反応としての目ばちこだろうか…。今江さんは風邪で発熱していたそうだ。これまた稽古拒否反応との声も…。そんなに台詞覚えるのが嫌で、稽古が嫌いなら、役者なんかやめてしまえって?ごもっともだが、ごもっとも通りにいかないのが面白い。
9/21(月)
『象』初めての本読み。
竹内さんは、演劇界の大御所って感じは全くしない普通の優しげなおじさんだが、語りを入れると、やっぱり竹内銃一郎だった。読んでみたら意外と短かったので、上演時間は1時間40分くらいだろう。嬉しい。
稽古後、飲みに行く。タダ食いタダ飲みが出来るときに限って時間がなかったりするものだ。翌朝7時に赤坂に行かねばならない私は、飲み食いもそこそこに退散する。
次の稽古は10/4辺りらしい。台詞は覚えてくるようにとのお達し。台詞の多い大高さんは頭を抱えていた。台詞の少ない私も頭を抱えた。『超老伝』も『フローズン・ビーチ』も直前に泣きながら覚えたなあ。あ、でも『象』は台詞少ないや。
9/20(日)
いよいよ明日、『象』の本読み。緊張。
今江さんから電話がある。「場所知ってる?」知ってるというか、聞いたけど、実は私もよく分かっていない。今江さんに電話しようかと思っていたのに…。
先を越された。