トップページへ 稽古場日誌へ DIARY



日付の新しい順に掲載されています。

カフカズ・ディック
2000'12.20〜2001'2.7


2/7(水)
いよいよ本当に最後だ。
劇場入りしてみると、廣川さんが大変なことに。熱が39度もあってフラフラだという。制作さんに連れられ病院へ。廣川さんは芝居中立ちっ放しでお客さんの方に向かっていることが多いから、フラっと倒れやしないかと心配。男優さんの中で風邪を引いていないのは最年長の田山さんただ一人とか。すごいぜ田山さん。女優は皆元気。真珠ちゃんはゆうべ風邪を引きかけていたが根性で治してしまった。そういえば、私の腰痛もどっかに行ってしまったな〜。三上やんから教えてもらった「ウンコ」こと「温膏(うんこう)」をペタペタ貼りまくったお陰じゃな。カネボウの新てん温膏、効くよ。
千秋楽ということで、ケラさんも特別出演!中華レストランで田山さんがやっていたお客さん役。本人は相当嫌がっていたが役者全員でおねだりしまくって出てもらった。
芝居も進み、ラストシーン近くの、カフカの遺品のおもちゃが動き出すシーンで携帯がガンガン鳴る。私は「ああ、鳴ってる」とは思わなかったよ「ぶっ殺す!!!」って思ってた。
ラストダンスが終わって暗転。暗転で何も見えていない私は、連日、三上やんにソデまで連れてってもらってたのだが、今日は最終日ってことで、ソデで、熱くもない抱擁をする。『人間風車』千秋楽の抱擁に続き、今回も爆笑。なんか悲し淋しい気分が吹っ切れて、いい感じでカーテンコールを済ませることが出来た。
終演後、アンケートを少しだけ読む。「『人間風車』にも出てたお姉さんが良かった」名前覚えてないのに、よく同一人物だとわかったもんだ。
お好み焼きの千房→ホテルで部屋飲み。エレベーターの中まで声が響いていたらしい。ゴメンナサイ。
こうして楽しい楽しい悲しい淋しい『カフカズ・ディック』が幕を閉じた。再演希望!でも無理だろうな〜。この10人のスケジュールが合うとは考えられない。
ご来場下さった皆さん、本当にありがとうございました!で次回、4月のナイロン100℃『すべての犬は天国へ行く』にも是非いらして。裏稽古場日誌は2/26以降から再開。


2/6(火)
大阪公演初日。明日は楽日。早ぁ〜!
大阪はウケないから笑い待ちの必要もないし・・・と思ったらバカウケだ。ナイロンでは決してあり得ない現象。誰のお陰でこんなに盛り上がってるんだ大阪公演。三上やんか?でも三上やんのファンにとったら「物足りない感」いっぱいだろうに。まあいいや、こうして大阪公演初日は奇しくも『カフカズ・ディック』公演中一番の大ウケで無事終了。
それにしてもコッスーは大丈夫なんだろうか?最初の方の病室のシーンでコッスーを起こす時、背中にものすごい寝汗(?)をかいていた。熱出てたんじゃないの?
東京同様、早々に打ち上げをする。もちろん私の実家の近所でね。田山さん真珠ちゃんと同じテーブル。なんだか田山さんは、私と真珠ちゃんを年若いカワイコちゃんとして扱ってくれる。真珠ちゃんは正解だけど、私は・・・ありがとうございます。
さあ二次会!って思ったら皆さん足早にホテルに帰って行くじゃないか!なんでだ!?しょうがないから徒歩で帰宅。途中「やっぱ解散なわけないやんな〜」と思い、廣川さんに「部屋飲みする時は呼んで。すぐ行けるから」と電話するものの、全くかかって来やしない。


2/4(日)
東京楽日。ああ悲しい悲しい。
コッスーが風邪を引いている。鼻声だ。相手役をやっているとちょっとした声の違いにも敏感になる。どうやら三上さんも風邪を引いているらしい。相手役の春菊さんが言っていたから間違いないだろう。
芝居自体は昨日の方が出来が良かった。
終演後楽屋に戻ると座長(広岡さん)がガッカリしていた。聞くと、楽日はいつも力が入ってしまって思ったような芝居が出来ないんだそうだ。みんな同じだったんだ・・・。それを諦められずにガッカリする広岡さんと、そういうもんだと割り切っている私が隣同士の鏡前で鏡越しに喋っていた。不思議な感じ。
広岡さんが戴いたシャンパンで役者全員で乾杯。でもオヤジ楽屋(失礼)の田山さん・山ちゃん・コッスーは仕事だ風邪だで早々にお帰りになる。残りの若者達(っつってもこのユニット以外では誰も若者扱いはされてないけど)は飲み会だカラオケだボウリングだともめている。私は夜中にAGAPEの撮影があるからお酒飲んじゃダメよってマネージャーに言われてるし・・・でも空きっ腹のシャンパンですっかり酔ってしまったけど・・・。でもものすごい自制心をぐわぅぉっっっと出して、皆さんを振りきって帰る。
帰宅して、ちょっと寝るが原金さんからの電話で起きちゃう。「松永さあ、○○っていうCM監督知ってる?向こうはお前のこと知ってるって言うんだよ。」「知ってるも何も元彼です。」「うわっ、そうなの!?じゃあ詳しくは9日のナイロンの新年会で。じゃあな。」「・・・。」お風呂に入って再びお化粧してGO!
撮影現場には懐かしい人々がいた。なんか家族みたい。そして頭のいい兄ちゃんがまた一人増えていた。小劇場界きっての知性・粟根まこと兄ちゃん。これで今回もクイズ三昧になることは間違いなかろう・・・困った。もちろん飲みに行く。2/4は千秋楽ラッシュなので、あそこのあの店では○○が打ち上げで、こっちでは○○が打ち上げで・・・という蜘蛛の巣をくぐり抜けて選んだはずの店に、『犬夜叉』後の京さん・あっちゃん・村木姉さんと古田さんがいた・・・しまった。でもまあ我らは別テーブルで知的な(?)会話を交わし本日は大人しく解散。
帰宅したら粟根さんからメールが入っていた。は、早い!!負けてられん!!


2/3(土)
昼、田山さんとの病室のシーンで腰を痛める。
実際に痛いのは右尻だけなんだけど、きっと腰からきてると思う。歩けないかと思ったが本番中って何とかなるもんだ。三上さんにものすごく効くシールみたいなもんをもらって回復。
マチソワの間にアンケートを読む。「ナイロン、しばらく見ない内にずいぶん変わりましたね」って、ナイロンじゃないっつの。出演者の顔ぶれでわかるだろ。でもきっとこれを書いた人は、ケラさんが書いてりゃ全部ナイロンだと思ってるんだろうね〜。
夜公演やりたくなかった。始まったものはいつかは終わってしまう。「いつかは」っって思える内はいいけど、終わりがハッキリ見えてくると悲しくて仕方がない。夜やったら、東京はあと一回で終わってしまう。ホントにいい座組だったし、好きな作品だったので、終わって欲しくない。
悲しみは帰宅しても続き、終わっちゃうな〜って思ったら泣けてきた。楽日前日に寂しく悲しくなるのはいつものことだが、泣く程なのは初めてだ。


1/30(火)
サントリーBOSSのラジオCM録り。
池田成志兄貴も一緒。兄貴は今夜『カフカズ・ディック』を観に来てくれる。
兄貴ばかりか、古田さんも清水宏さんも木野花さんも同じ日で、客席は華やかだったし、飲み屋は濃い〜ことになっていた。途中から犬山さん他人が増え、その上、たまたま「チケット取って〜」と携帯に電話をかけてきた鮫肌文殊氏まで呼び出してしまい、飲み屋は異常な盛り上がり。
相当遅い時間に帰宅したが、テレビで「火宅の人」を最後まで見た。


1/29(月)
昼、サントリー・ウェイティング・バーの収録。
リエさんと一緒だった。あんな楽しいことが仕事だってんだから、私ってば恵まれている。
ナイロンの大御所達が観に来るのでとっても緊張した。最初の登場シーンでは小道具の原稿を裏にして持って出ちゃって、慌てて表にしたし、細かいトチリが多かった。いいところ見せようって気持ちはないんだけど、適当なことやってると彼らにはバレバレだから、ちゃんと正確にやろうと思って逆にグダグダになってしまった。
三宅さんが森若香織さんを連れてきて下さった。私、ナミギンですっかり彼女のファンになっちゃったんで、そんな面白い女性から「面白かった〜!」って言われて、気分上々。


1/28(日)
昼、地味に出とちる。
どうやらケラさんも気付いていないようだ、いや、気付いていたとしてもきっと、着替えが間に合わなかったんだなと理解してくれているに違いない。ケラさん、あれは出とちりです。ほんの3秒くらい遅れただけだったから許して下さい。
昼夜の間にアンケートを読む。
なかなか好評。中には「期待して来たのに、つまらなくて寝た。」「寝た。隣の人も前の人も寝ていた。要所要所で寝ている人がいた。」ってのもあった。どうやら眠たい芝居らしい。私はなんか好評だな〜、いいことだ。それにしても2時間もお洒落で切ないお話を観たのに「ウエイトレスが面白かった」って一言だけ書かれると、嬉しいんだけどガックリきちゃう。それにしても小須田さんってスゴイ人なのね。アンケートの「誰目当てで観に来たのか?」ってコーナー(まあ、こんな高飛車な問いではないが)には、小須田小須田の嵐だった。
飲みに行く!が、明日は昼から声のお仕事なので梅酒を一杯だけ。偉い!飲み足りない!


1/27(土)
雪だ。最悪。こういう天候だと、確実に当日券狙いのお客さんが減ってしまう。
昼、出とちりをなさった役者さんが約1名。舞台上で山崎さんと二人取り残される。恐ろしい静けさだった。
夜、肝心なシーンで台詞を二回も噛む。
「生活リズム」というのを「生活・・・レベル」と言い間違え、自分でもおかしくなる。人間、いざとなるとアバウトになるもんだ。上記の「・・・」の間、私の頭の中では、「えっと、なんだっけ?ヤッベー。“生活”に続くカタカナ三文字だから、あ、レベルだレベル、いや違うな、でもいいや、言っちゃえ」ってなことになっていた。
今日は鼻水も涙も噴出した。田山さんの唾も噴出していた。思いっきり被らせていただいた。


1/26(金)
初日。
朝から昨日の残りの場当たりをやって、2時間遅れでゲネプロ開始。で、初日に突入。
余裕だ。段取りや早替えに緊張することもなく、無事終了。
お客さんは・・・もっと入って欲しいな〜、いい芝居なのにな〜。観に来て、「いい芝居だ」と思われた皆さん、宣伝してくれろ。素敵な芝居は、やっぱりたくさんの人に観てもらいたいもの。
テレビ見てたら、中村玉緒と一緒に田山さんが出てる。なんか深刻な顔してる。チャンネル変えたら、山崎さんがCMに出てた。みんな働いてるな〜。私は?皆さんがご存知ないところで、コツコツ働いてるぞ。


1/25(木)
劇場入り前に、髪を切りに行ってお買い物もしてマッサージにも行く。ああ、なんて充実した一日なんだ。
場当たり。でも集合時間もゆっくりだったし、まとまった休憩時間もあったので、気分的に余裕。スタッフさんは誰もがいっぱいいっぱいになっていたけど、お陰で役者は楽だった。
帰宅していつもの通りメールチェック・・・が、「ユーザーIDが認証されません」とかふざけたメッセージが出やがる!ムカつく!そういえば、コスちゃんのノートパソコンもぶっ壊れたそうだ。ドリちゃんのパソコンもデータがぶっ飛んだそうだ。なんかこう東京の磁場がそうなってるのかもしれないから、気を付けよっ。


1/23(火)
最後の稽古。最後の通し。
出とちった。あまりに段取り良くスタンバイできた自分に感動している間にキッカケ台詞を聞き逃し、気付いた時には、しーんとなっていた。こわー。
そうそう、「奥菜」と書かれていた靴は結局私がアホ役の時に履いている。メインの役の衣裳には「楡家の人々/酒井和歌子」って書いてあるぞ。なんか勝手にゴージャスな気分。
稽古後、ダンス指導の長田さんも交えて、役者全員+ケラさんで飲みに行く。途中からは峯村リエ姉さんも乱入。例のまつおあきらさんの焼鳥屋。私、念願のまつおさんとのツーショットを撮ってもらう。うれしいっ!ただのファンじゃねえかって?ただのファンだよっ、何が悪い。
テレビで「新日曜美術館、アートシーン」が始まったから日誌はこれで終わり・・・って、緒川たまきが出てる!好きなのよ〜、緒川たまき。生まれ変われるものなら、緒川たまきか中谷美紀になりたい。ちょっといっちゃってる感じがいいでしょ?勝手に言ってろって?はい。あ〜美術館に行きたい。


1/21(日)
稽古稽古稽古。
ケラさんに「松永はどのシーンやっときたい?」と聞かれる。こんなこと聞かれるのは初めてだ。きっと最後の方で山盛り台詞を渡しちゃったってことで、気を使ってくれているのだろう。ありがとう主宰者!
で、稽古の甲斐なく、通しでは失敗する。
大して失敗には見えないんだろうけど、私の思惑とは違ったシーンに成り行き上なってしまった。う〜ん、難しいな〜。盛り上がってしまう気持ちを制御しようとすればするほど技術過多になってるんじゃないかと気になってしまう。
切ないシーンは明るく元気にやった方が切なく見える。だからそうやってみたけど、どうもしっくりこない。じゃあいっそのこと、ベタになることを恐れずに悲し〜くやってみるか?どうしようか?と悩んでいると、山崎さんが「淡々とした方がいいと思うんだよ、気持ちはちゃんと作ってさ、でも表に出るのは淡々としてる方がいいんじゃない?」と一言。『テイク・ザ・マネー・アンド・ラン』の時もそうだったが、“もうじき本番”という時期に山ちゃんの口から出てくる言葉はホントに心に響く。前は「松永、諦めるなよ。演出家がOK出しても諦めるなよ。」って言って下さって、これは以後私の心の中でずっと響き続けている。今日の“お言葉”も心に響いたよ。少し明かりが見えたような気がする。
家に帰ったら、大谷亮介氏から電話があった。互いに全く同じ時期に本番を迎える。「元気か?」「元気やで」「観に来られへんわな〜」「お互いにな」「風邪引かんようにな」「お互いにな」こんな会話だったが、心が温まった。


1/20(土)
私が憧れていた夫婦の、旦那の方が浮気していたことが発覚。
その事実にものすごくショックを受けている私を見て春菊さんが一言。「松永さんが結婚できない理由がわかった」え?なんで?「結婚をいいものだと思ってるからよ」うぎゃー、重い一言。でも、いいものだとは思ってないよ、相当悪いものだとは思ってるかもしれないけど。・・・とそのような重い会話も交わしつつ、どんどん稽古。
夜、初めての通し稽古をする。
緊張したー。そして失敗もしたー。初めての通しは失敗しておいた方がいいんだけどね、一回失敗したところは、次には失敗しなくなるから。
2時間1分だった。なんだこの1分って。
なんかねー、切ないお話よ。私、舞台上では涙を流したくない主義なのね。だから頑張ってるけど、もういつ泣いちゃってもおかしくない精神状態になってしまう。切ない。
実は、今年になって知り合いの作家が亡くなってね〜。どうも私の中でその人とカフカが重なってしまう。その人は、カフカとは違って生前に地位も名誉も財産も得たし、幸せな家族生活も送ったんだけど、カフカと同年代で亡くなってしまったってことと、どんなにいい目に遭ってても、やりたかった事・書きたかった物はいっぱいあっただろうし・・・ってことを思ってしまって、どうにも自分を制御しきれない。こんなに切ない気持ちで芝居に臨むのは初めてだし、こんなに同じ台詞に胸が詰まるのも初めてだ。


1/19(金)
相当過酷な稽古になってきた。
休憩する間すらない。休憩時間はあるんだけど、大量の台詞と段取りを頭にたたき込む時間と化してしまう。
稽古場に衣裳がぼちぼち届いてきた。素敵な帽子や素敵な靴・・・お?靴の内側に「奥菜」って貼ってある。もしや・・・もう一足には「南」って書いてある。「奥菜」と「南」はもうじき「広岡」「内田」に貼り替えられることになる。
明日は初通し。緊張するぅ。


1/18(木)
今のところ、一番台詞間違いが少ないのは意外なことに役者が本業ではない春菊さんだ。
彼女は本当に気持ちで芝居を作っている。舞台慣れした役者のように適当なごまかし術を使わない分、とっても気持ちが伝わってくる。そして、さすが作家さん。どんな小さな台詞も、それを口に出さなければならなかった、その必然みたいなものをちゃ〜んと心の中で作っている。感服した。そして新鮮だった。
長田奈麻嬢がダンスのフォーメイションをつけに稽古場に来てくれた。私とペアで踊る三上さんはいっぱい注意されていた。三上さんはとっっっても踊れる人だから本来注意されるはずはない、ってことは私のせいだな?ゴメンね三上さん。
NHKスペシャル「人体」の再々放送のお陰で、寝不足だ。この番組を見るのは三度目だが、何度見ても意味が分からないところがいい!「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の再放送も見てしまう。須磨先生、なんて私好みの風貌なんだ。心臓病になったら絶対、鎌倉湘南病院に入院したい。


1/15(月)
パンパースのパンパ君を飼いたい。可愛い〜。
稽古稽古稽古。
ここまで悩むことなく稽古してこれた私だが、ついに悩みが!面白くならない。普通だ。っつーか、ちょっと上手だ。上手よりも面白味が出したいんだけど、あまりに何でもな〜い役になっちゃいそうだ、三つ目の役が。まあ三つ目なんだし、それでもいいっちゃいいんだけど、どうせやるなら、どの役も楽しんで・・・というか、メインの役じゃないからこそ、いい加減な味を出したいものよと思うのよ、理想はね。
稽古の合間に、廣川さんと一緒に、共通の友人に出すDM作りをしているのだが、私、廣川さんと気が合うかもしれない。まあ互いにマメな性格だってことはわかってたんだけど、二人が持ち寄った切手は「記念切手」で、互いに相手の切手を羨ましがって交換とかしちゃったよ。どうせ貼って出すのにね。


1/10(水)
今日は陽一郎(敏腕マネージャーね)がみかんを持って稽古場に来る。
嬉しいね〜、みかん。風邪予防にもなるしね。
最初の三分の一くらいの通しをする。面白い・・・というか面白くなりそうな臭いがするけど、まだ思った通りに行ってないところや空回りのところや様子見のところがある。
私はと言えば、いま一歩の部分も多々あるが、気持ちよくやってるよ。やってることは全て納得してやってるし。え?じゃあ、納得せずにやってる時もあったのかって?あるよ〜。


1/8(月)
サントリー・ウェイティング・バーの収録。
作家から「中央線のバカップル風で」という注文付きだったが、うまくいったかどうか・・・。
恵比寿の駅ビルの本屋に立ち寄ったら、まだ海外文学のところにあったよ『フローズン・ビーチ』。あのバカ女、やっぱりわかんなかったんだ。もう一回言ってやりたかったが、気力が萎えたので、どなたか恵比寿の駅ビルの本屋に行ったら、こっそり演劇の方に移動しておいてね。
今日の私の稽古は15時半から。楽ちん。しかもちょっと早く終わったから近所のスーパーでお買い物して野菜スープ作ったもんね。私の日誌に手料理のことが出てくるのってめっちゃ珍しいな〜。
今クールのドラマをチェック。八嶋さんがレギュラーで・・・って、めっちゃデカい役やん!例の最高の笑顔や!正名さんも警備員でレギュラーや。みんなすごいな〜。知ってる人いっぱい出てる。小手君も澤田育子さんも出てた。いいな〜。


1/6(土)
稽古が少し早く終わる。
明日は休みなので、焼鳥屋に行く。この焼鳥屋、大将は元健康のまつおあきら氏。今は役者を辞めて焼鳥屋の大将をしている。その道では相当なスピード出世なのだ。
私、まつおさんの大ファン。もう見た目からして好み!三人松尾(松尾貴史・松尾スズキ・まつおあきら)はどのマツオもデコが広くてメガネが似合って理屈っぽいから大好き!こんなにファンなのに、私がナイロンに入団したときにはまつおさんはもう退団されていたので、舞台を共にしたことはない。共にしましょうかって話だけがあったまま、彼は辞めてしまわれた。残念。
店の従業員は、田山さんや山崎さんをみて「踊る大走査線観てました!」と大喜びだったが、自分のとこの大将だって同じくらいすごい人だったってことはまるで知らなかいらしく、私はちょっぴり悲しくなった。


1/5(金)
ぴあの取材とかパンフ用の稽古場撮影日。
『人間風車』の失敗を避けるべく、ものすごくカメラを意識して背筋を伸ばしたりした。結果をお楽しみに。
稽古場の明かりが暗いからと、照明機材が少し入る。照明器具としては少しだが、暖房器具としては相当な功績。急激に稽古場が暖かくなった。良かった。


1/4(木)
新世紀初稽古。
年が改まって稽古場も所在も改まった。
今度の稽古場は寒い!稽古場にいるだけで風邪引きそう!じっとしてると体がガタガタ震えてくるほど。でも絶対に風邪は引かない。「引かないように頑張る」んじゃない。そもそも引かないんだ私は。思い込みの力が体を作るし未来も作る。


12/30(土)
20世紀最後の稽古。
どんどん稽古する。ややこしいセットなので、頭の中が混乱する。実はそんなにややこしくないんだろうけど、今は平面図しかないので、図面慣れしていない私にはピンとこない。
またしても、あのシーンのあのセリフはやっぱり噛んじゃった。ケラさんが来るまでの自主稽古では初めてパーフェクトだったのに。そしてあの恥ずかしいシーンの恥ずかしいセリフを「恥ずかしがらずに言え」とダメ出しされる。もうやだ。
稽古後、稽古始まって以来、役者全員+スタッフ少々で飲む。二軒目も行く。小須田さんは酔うとものすごく優しい顔になる。
帰宅後、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作の「やっぱり猫が好き」の新作を見る。ず〜っと見続けていたら、明け方、相当若いキッチュさんが登場!わっけ〜!うわっ三谷幸喜さんも冴えな〜!大高さん変わらな〜!


12/28(木)
私の出るシーンを、ど〜んと稽古稽古稽古。
う〜ん、難しい。そして恥ずかしい。ケラさんに「松永見てると、恥ずかしいセリフを書きたくなっちゃうんだよ。恥ずかしがり屋だから見てて面白いんだもん。」と言われる。拷問だ・・・。
あのシーンのあのセリフを噛む。昨日よりはましだけど、ちゃんと言えた試しがない。そろそろ雷を落とされるかもしれない。
稽古後、色んな劇団の色んな役者と忘年会。結局朝まで忘年会。楽しかったけど声かすかす。


12/27(水)
今日は稽古どころじゃない精神状態。
なぜかって?
所属事務所の忘年会があるから。
私の新所属事務所は、芸能人満載の事務所なので、忘年会に行くということは、つまり、売れっ芸能人がいっぱい・・・緊張する・・・。
稽古後、稽古場のベテラン役者に「気が乗らないのはよ〜くわかるけど、これも試練だ。通らなきゃいけない道なんだよ。ガンバレ。」って励まされてちょっと泣きそうになった。小劇場の人間なんて、派手な人間じゃないから小劇場なわけで、芸能界の人付き合いには苦労してきたんだ・・・。み〜んなそうなんだって思ったら、ちょっと頑張れた。
頑張ったけど「あんた誰?」って空気を感じずにはいられなかったさ。心の中で「八嶋さん、私の中に降りてきて!」って願ってた。八嶋さんは、私が知る限り、人付き合いが上手な小劇場人だから。でも八嶋さんはカムカムとドラマの撮影で忙しいので、降りてきてくれなかった。


12/26(火)
まあ、稽古のことは置いといて、今日は役者何人かで飲みに行った。
紹興酒のボトルがものすごい早さで空いていった。そして小須田さんはどんどん酔っていった。普段冷静な人だけに、酔うと面白い。面白いのでどんどん飲ませたら、見る見る酔っていった。ゴメンナサイ。


12/24(日)
クリスマス・イブ。もちろん稽古。
でも、稽古後は皆さんそそくさと家路につく。
な〜んもすることがない。会う人もいない。じゃあ、高級スーパーで買い物でもするかなと、ボーッと歩いてたら、小須田さんに「寂しいね」って言われる。更に、ケラさんと真珠ちゃんにも発見されてしまった。あまりにボーッと歩いていたので見付かって恥ずかしい。

12/23(土)
実質稽古初日。
雑談中はまだ皆ぎこちないけど、一旦稽古に入ると、さすがに面白い。
廣川さんのご実家から届いたというでっかいみかんを食べる。一個で満腹。
帰宅途中、立ち寄ったコンビニでFRYDAYを見る。私の愛しの吉井怜ちゃんは白血病で入院中だったのね・・・。
帰宅してメールチェックをしたら、父からのメールが。おじさんが亡くなったと書いてある。こういうことは電話にして欲しい・・・と思ったが、早朝だったし、どうせ稽古中で帰って来れない娘に、気を使ってくれたのだろう。おばさんやいとこのことも気がかりだが、お父さん死なないでと強く思う。死なないでったって、いつかは死んじゃう。自分の親にだけは不老不死の薬を飲ませたいと思ってしまう人間の浅はかさ。
妙なもんで、おじの死には涙しなかったが、昨日に引き続き「大地の子」でキャラメルの人にまた涙してしまった。このネタの詳細は「今週のマツナガ」を。


12/20(水)
『カフカズ・ディック』稽古初日。
緊張する。ケラさんも他の皆さんも緊張していた。もちろん私も。予定時間より相当早く終わっちゃったので飲みにも行かず帰宅。
自己紹介の時に「私、相当人見知りなので、なかなか自分では話しかけられないので、話しかけて下さいね。」と言ったら田山さんが「お酒は飲めるの?」と聞いてきた。「はい。」「じゃ、大丈夫だよ。」一体何が大丈夫なのか?田山さんにとってはきっと大丈夫だったんだ。でも今日は「飲みにも行かず帰宅」なんだけどね。