一歳半の娘の手をひいて散歩する。これがここ最近日課のようになっている。
だんだん歩くスピードも速くなってくるし、転ばなくなってきたし、一緒に歩くことは面倒ではなくなってきた。
彼女の歩くスピードは、普段5分で行けるところに15分かかるくらいだけれど、そんなふうにゆっくりと歩くことが何故か楽しくなってきた。
時折私を見上げてはにっこり微笑む彼女と1時間くらいは近所を歩く。
彼女はよく喋るのだけど、まだ日本語は話せない。でも二人で会話をしながら歩いてる。
「ひっこちゃんねー、ぶぁいぶぁいねぇー」
「ひっこちゃんはねぇー、確かにねぇー、でもぶぁいぶぁいってほどじゃないよ」
「いーいーいー」
「なにがだよぉー、だったらこっちはきーきーきーだ」
「しゅわしゅわー!!」
「なるほど・・・しゅわしゅわーかよ。そりゃまいった」
てな二人だけの会話。
娘の成長は楽しみなのだけど、もしかしたら今が一番幸せな時かもしれない。10年後には彼女はちゃんとした日本語を喋ってるだろう。で、言うんだろうな。「携帯電話買って」とかって。
しゅわしゅわ言ってる今の彼女の方が可愛いことは想像に難くない。